見上げると、葉を伸ばす木々にさえぎられて滝の落ち口が見えません。
しかし、まさに断崖絶壁、90度のそそり立った岩肌の上部から水が落ちています。
あまりに高いので水が風に翻弄されて、右に左に揺さぶられながら落ちています。
「これが「布水の滝」か!?」見上げると、首が痛くなるほどの高さです。
しかも、車を降りて歩くことも要りません。道中は長かったですが、車を降り見上げると滝、しかも二つの滝とも同じようなシチュエーションです。
どちらも滝壺はないようです。
「布水の滝」は1m50cmほどの高さの落石防止用のセメント壁が造られています。
そこを飛び越えて水の落ちる所まで行こうとしましたが、急傾斜と岩がゴロゴロしていて、前へ進むことは出来ません。
足場も良くありません。
早々に撤退し、道の反対側から見上げて写真に収めました。
それにしても、すごい高さです。
案内板には75mと書いてありましたが、いつも見慣れた、大量の水が滝壺に落ちる滝とはまた違った趣きです。一ツ瀬川水系では最も落差のある滝と言われています。
このように「布水の滝」の滝は高さがありますので、梅雨などの雨量の多いときの迫力は相当なものです。また、標高700m前後の高地にありますので、秋の紅葉シーズンや厳冬期には滝が凍り、素晴らしい景観を見せてくれます。
