
西都紅葉
丁度歩き始めて1時間位の所から、渓谷がすぐ近くまで迫り、同時に紅葉したカエデが多くなってきます。
ただ、紅葉と言うよりは、朱色が主で中には緑が混じって鮮やかと言うところまでは行きません。
歩いていることもあり、そんなもう一つ色がはっきりしない紅葉ですが、上流の尾八重集落周辺まで1時間以上に渡って、続く様は大変見応えがありました。
ましてこんな山奥ですので、モミジ狩りに来る人などほとんどいない、穴場と言えば穴場です。
この尾八重川に沿って歩いた2時間ちょっとの間、車は地元の人の軽トラックが2台通っただけ。
そんな秘境ですので、よほどのマニアでないと訪れる人はいないでしょう。
紅葉は全体に朱色が中心で、まだ完全にピークを迎えていないのでしょうか、それとも一般的な色のイメージとは別の種類のカエデなのでしょうか。
ただ、足もとを見ると、落ち葉がありません。
と言うことはこれからが、この一帯ではピークを迎えるのでしょうか。
私の乏しい知識ではなんとも説明できません。
約2時間と少し歩くと、辺りが開けてきます。
渓谷の川幅も広くなってきます。
前方に橋があり、まっすぐ行くと坂道を上がったところに、尾八重の集落があります。
さらに上がって行きますと、隣町の美郷町に通じている「ひむか神話街道」が標高850mの峠に向かって上っています。